今日は加藤英雄県議、岡田幸子県議、市原市の山内かつ子市議とともに市原市の県立鶴舞桜が丘高校と県立市原高校を視察しました。
生活援助実習を行う鶴舞桜が丘高校の調理実習室で
千葉県教育委員会は昨年11月、「県立学校改革推進プラン・第3次実施プログラム(案)」を発表しました。そのなかでこの2校の統合が打ち出されたのです。平成31年度(2019年度)をめどに統合し、使用校舎は市原高校になる計画です。
鶴舞桜が丘高校の農場前で(左から)小安由男校長、寺尾さとし、加藤英雄県議、岡田幸子県議、山内かつ子市原市議
最初に訪れたのは鶴舞桜が丘高校。「総合ビジネス科」と「食とみどり科」があり、さらに2年次には全科共通で「福祉コース」を選択することができ「介護職員初任者研修」を受講することもできます。そもそもここは10年前に鶴舞商業高校と市原園芸高校が統合して誕生したばかりの高校です。旧市原園芸高校のグリーンキャンパスには立派な農場があり、収穫祭での野菜販売には地域から1000人もの人が押し寄せるそうです。
貴重な市原高校の天体ドーム
次に訪れたのは市原高校。普通科として今年度創立90年を迎えた伝統校です。セミナーハウス「修道館」やトレーニング室、屋上には天体ドームまで備えられています。充実の施設・設備が特徴です。
両校とも学級規模は1学年3クラスです。県教委は県立高校の「適正規模」を4~6クラス(都市部は6~8クラス)としていますが、学級規模だけで統廃合の是非を判断できるものでしょうか。それぞれの特色を持ち、歴史と伝統もある2つの高校を強引に統合するなど許されません。