寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

県立佐原病院の存続・充実を求めるシンポジウムに参加しました

今日は「江戸勝り」と言われる風情ある佐原の街並みや香取神宮で有名な香取市へ。香取市革新懇主催の地域医療を考えるシンポジウム「県立佐原病院の存続・充実を求めて」でパネラーの一人として発言させていただきました。


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千葉県自治体問題研究所理事長の八田英之さんをコーディネーターに、地元香取郡市医師会副会長で県保険医協会会長の岡野久さん、県職労佐原病院分会長の伊能永康さん、患者代表の小林利雄さんがパネラーとして、それぞれの立場から佐原病院の重要性について発言しました。さらに東金市の前田京子市議が特別発言として、県立東金病院の廃止とその後に開設された東千葉メディカルセンターの窮状について告発しました。


私に与えられたテーマは「県の保健医療計画から見る佐原病院」です。現行の保健医療計画では、「県立病院が担うべき政策医療とは、がん、循環器などの高度専門医療や三次救急医療など全県や複数圏域を対象とした医療を中心とし」、「一般医療については、…地域の民間病院や市町村等が担うことが重要です。」とされています。佐原病院などで行う地域医療は県が担うべき医療ではないというわけです。


このおおもとになったのは2004年の「千葉県立病院経営健全化・将来構想」です。多額の累積欠損を抱え、施設の老朽化問題など財政的な理由から打ち出された方針でした。


保健医療計画には「県は、新たな医療提供体制が整うまでは、これまで県立病院が担ってきた地域医療の水準が後退しないよう十分に配慮」すると書かれていますが佐原病院の現状はどうでしょうか。


2004年から2015年の間に延入院患者数は3割、延外来患者数は2割減少、原因は医師数の減少です。2012年に一時30人にまで増えた医師は今年は18人にまで激減。長らく休止している産婦人科に加えて、循環器科や脳神経外科、泌尿器科や眼科でも常勤医師が不在になりました。香取市内でお産ができる病院はありません。どう考えても「地域医療の水準が後退」しています。


耐震強度不足が指摘されている本館の耐震化は20年以上にも渡って先送りし、東金病院のように「立ち枯れ状態」にすることを狙っているとしか思えません。


170人を超える会場の参加者からも活発に意見が出され、佐原病院の存続・充実を求める署名もその場で300筆以上寄せられました。やはり決定的なのは世論と運動の力です。今日のシンポジウムにも幅広い方々が参加していましたが、この共同の力で県を追い詰めたいと思います。貴重な機会をいただきありがとうございました。

12月18日はぜひ花見川区日本共産党後援会主催の落語会「まあぶる寄席」へ!

今日は12月とは思えないほど暖かな一日でした。


午前中は幕張地域で訪問活動。昨日の県議会代表質問の様子なども伝えながら、「年金カット法案やカジノ法案の強行などあまりにも国会がひどすぎます。こんなひどい政治を終わらせましょう」と訴えました。


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さて12月といえば年2回のお楽しみ、「まあぶる寄席」です。花見川区日本共産党後援会主催の落語会も今回で8回目。今回はおなじみ三遊亭金一さん、久寿里菊之助さん、河内家るぱんさんに加えて初参加の女流落語家・参遊亭小遊さんも登場。


毎回思いますが、本当にお腹を抱えて大笑いするほど面白いです。落語好きの人はもちろん、そうでない人もぜひ一度参加してみてください。はまること間違いなしです。「まあぶる寄席」で2016年の笑い納め、悪政を笑い飛ばしましょう!


日時:12月18日(日)午後2時~4時30分
場所:レストランまあぶる(千葉健生病院・まくはり診療所横)
木戸銭(入場料):500円
お問い合わせは県議・市議事務所まで。

県民に寄り添わない県政の転換を-千葉県議会代表質問に登壇しました

こんな県政はやっぱり変えるしかありません。


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今日は12月定例千葉県議会の本会議2日目。日本共産党県議団を代表して代表質問に登壇しました。


地元花見川区や教育、社会保障、障害者など様々な運動に取り組むみなさんが傍聴に来てくださいました。さらに小松実前県議と市議会開会中にもかかわらず中村きみえ市議も。本当に励まされました。


今日取り上げたのはまず知事の政治姿勢の問題として、南スーダンPKO、木更津でのオスプレイ定期整備、TPPについて。さらに国保の広域化、障害者の権利、雇用、子ども食堂、教育の各テーマです。


南スーダンPKOへの自衛隊派遣に関わってこの千葉県での大問題は、派遣された自衛隊員が迷彩服のまま成田空港を利用したことです。しかし成田空港は開港直前の1972年、当時の住民代表(平和塔奉賛会会長)、県知事、運輸大臣、空港公団総裁の4者で「いかなる形でも軍事的利用を認めない」という取極書を交わしています。ところが今回の自衛隊派遣について「軍事的利用に当たるかどうかの判断はどの部署が行なうのか」と聞きましたが、「国の判断を尊重する」と言うだけで何の主体的判断も下せません。つまりは「国言いなり」です。あまりにも情けない限り。


最もひどいと思ったのは教育の問題です。県独自に少人数学級を行なうことを求めても「教職員定数は国が措置することが基本」と国まかせです。ところがこの2年間は国に対して少人数学級推進のための加配定数の要求すらしていません。それどころか法に基づく教員数すら配置されない-「教員の未配置」が大問題になっています。病気療養や産休・育休の代わりの教員が配置されない状態が県内小・中学校だけでも89件にのぼり、最長4ヶ月も未配置が続いているところもあります。


柏市の柏第三小学校では教頭が企業等派遣研修で柏高島屋に出向しています。ところが代わりの教頭が8月から病気療養に。それでも研修中の教頭は学校に戻らず教頭不在の状態に。再質問で質したのは研修に関わる県教委と柏高島屋の協定書です。このなかには「(来年3月までの派遣期間は)必要に応じて協議により変更することができる」となっています。しかし質問で明らかになったように県教委は協議の申し入れすらしていなかったのです。柏高島屋の担当者の方は「教育現場が最優先、協議に応じる用意がある」と言っているのに、です。


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あまりにもいまの県政はひどい。どの問題でも県民の暮らしの実態、切実な願いに寄り添う立場は微塵もありません。終了後の懇談会でも答弁のあまりのひどさに呆れたという声がありましたが、来年3月の県知事選挙がいよいよ重要です。決意を新たにした代表質問でした。


質問全文は近日中に県議団ホームページにアップされます。ぜひご覧ください。

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