寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

障害者の生活と権利を守れ-障千連の対県交渉に参加しました

毎年行っている障害者の生活と権利を守る千葉県連絡協議会(障千連)の対県交渉。


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朝から夕方まで様々な分野に渡って障害者施策の前進を求めた交渉に浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補、みわ由美県議とともに参加しました。障害者のみなさんの切実な願いに対する県の回答は相変わらずでしたが、様々な問題で重要な指摘がありました。


県の重度障害者医療費助成制度が2015年8月からの現物給付化に伴い、300円の窓口負担を強いられることになったことについて、県は「県と市町村、利用者が応分の仕方をしながら支えあう制度」だと説明しましたが、障害者の8割は年収100万円にも満たず、「応分の負担」などありえません。交渉のなかでは「住民税非課税世帯は一部負担金はないというが、新たな差別を持ち込むものだ」という指摘もあり、県はまともに答えられませんでした。


浅野さんからは精神障害者が医療費の助成対象から外されている問題について、「鎌ヶ谷市では12月議会で対象に含めるよう求める意見書が採択されている。他市でもあるのでは」と質問。県は「12月議会だけで5つの市から意見書が上がっている」と認めました。12月県議会で追及したように、埼玉県、神奈川県をはじめ全国25県で精神障害者も対象に加えられています。「他県や市町村の動向を見ながら慎重に検討する」という県の言い分はいよいよ通用しません。


また「いま乗っているものと同型の車椅子をつくろうと思ったら、自治体の担当者から本来必要のない医師の意見書が必要だと言われた」などの告発もありました。県は一般的な指導・助言のなかではそのような事例はないとしていましたが、個別の事案として該当市に調査することを約束しました。


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千葉県には「福祉のまちづくり条例」がありますが、実態は様々な課題が山積みであることも浮き彫りになりました。写真で示された障害者用トイレはボタンの位置も高く、便座もグラグラ、向きも使いやすい正面ではなく横に向いています。「このトイレがどこのトイレかわかりますか?」という質問に県の担当者は答えられず。実は県の障害者スポーツ・レクリエーションセンターでした。足元の施設でもこんな状態だったのですから、せっかくつくった条例もまったく生かされていません。


他にもホームドアや乗車用スロープ、点字ブロックの摩耗など指摘がありました。駅のホームドア設置についても、パラリンピックが開かれる幕張メッセの最寄り駅である海浜幕張駅ですら設置の予定がないというのは恥ずかしい限りです。それぞれからの貴重な要望をぜひ正面から受け止めてほしいものです。議会でも実現のために力を尽くしたいと思います。


夕方は2月14日に開かれる後期高齢者医療広域連合議会に向けての打ち合わせでした。来年度の保険料率改定に向けてこちらも重要な内容でしたがあらためてお知らせします。

定時制高校夜間給食廃止決定の撤回を-日本共産党千葉県議団として声明を発表しました

寒さが和らいだと思ったのも束の間、今朝の駅頭宣伝は足の先までしびれるような厳しい寒さでした。みなさんも体調崩さぬようお気を付けください。


さて本日付けのしんぶん赤旗(首都圏版)で報じられたように日本共産党千葉県議団は1月25日、来年度から県内17校すべての定時制高校での夜間給食廃止の決定を撤回するよう求める声明を発表しました。


県教育委員会は、給食に代わって業者による宅配弁当などの「夕食を提供する」と言いますが、安くて量も栄養もある給食とは比べ物になりません。生活困窮者には今年度から行われている「1食200円」の補助を出すものの、この間試行的に廃止された5つの高校では申請者は40人と対象者の4分の1程度にとどまっています。廃止された高校では給食復活を求める声が圧倒的です。


給食廃止には一片の道理もありません。年間約7000万円の予算の削減のために子どもたちを犠牲にするのか。怒りの声を広げ、存続のために幅広い県民のみなさんと力をあわせます。



県議団定時制高校夜間給食声明

地域訪問で様々な対話の経験

昨日よりもさらに暖かかった今日も地域をまわりました。午前中はこてはし台、午後は花園でしたが、しんぶん赤旗の記者さんも取材に訪れ、訪問先では様々な対話になりました。


「安倍さんはお金持ちばかり応援してる。庶民の気持ちはまったくわかってない」などの怒りの声、「ずっと応援してますよ」などのあたたかい激励、一方で「何十年と政治を見てきても何も変わらない。安倍さんが悪いと言ってたってダメ、生活が苦しいっていうけどみんな甘えているだけじゃないの」との辛辣な声もありました。


その場でも意見を交わしましたが、あきらめと一体の自己責任論を払拭するためには相当の努力が必要です。生活に密着した要求実現の展望を示し、現実に住民とともに政治を動かす姿をもっと伝えていかないといけません。こちらの度量も試されます。


午後に訪問したお宅では生活道路について改善の要望が出され、その場で隣に住む人も巻き込んで相談会になりました。日本共産党花見川区委員会としてちょうど土木事務所との懇談を予定していたこともあり、話のなかでそのお隣の方も懇談に参加してくれることになりました。ぜひ改善させたいですね。


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お昼は先日お話を伺った花見川区役所内の「あしたね食堂」に伺いました。500円の日替わりランチはとってもお得で美味しかったです(ご飯、お味噌汁はおかわり自由!)。ごちそうさまでした~。

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