今日も午前中、宣伝カーで幕張、朝日ヶ丘、南花園などで訴え。途中から雨が降り出しましたがマンションのベランダから熱烈に手を振ってくれる方もいるなど激励に励まされました。
午後は千葉県弁護士会館で行われた講演会「いつの間に?武器で儲ける日本」に中村きみえ市議、小松実前県議らとともに参加しました。会場は200人を超える参加で大盛況。幕張メッセでの武器見本市の開催をやめさせるために「安保関連法に反対するママの会@ちば」のみなさんを中心に企画されたものです。
開会あいさつする宮本理恵さん
望月衣塑子さん
ママの会の宮本理恵さんによる主催者あいさつに続いて講演したのは、菅官房長官の記者会見での鋭い追及で有名になった東京新聞の望月衣塑子記者。「武器輸出と日本企業」などの著書もあり、緻密な取材によって日本の軍需産業の問題に深く切り込んできました。
冒頭、臨時国会での悪法の数々の強行を批判し、自己紹介では数々の汚職事件をスクープしてきた実績とともに東京地検特捜部幹部などへの粘り強い取材のなかで「権力側が隠そうとすることを明るみに出すこと」が記者としてのテーマだと語りました。
安倍政権になって武器輸出三原則が撤廃され、「防衛装備移転三原則」などとして世界中に日本製の武器を輸出する体制が敷かれます。望月さんによればその動きは官邸主導で進められ、「機密情報の固まり」として防衛装備庁や企業が輸出に難色を示していたそうりゅう型潜水艦が、NSC(国家安全保障会議)によって輸出を決定されていく経緯も明かされました。
トランプ大統領から言われるがままにアメリカ製の武器や戦闘機の爆買いを進め、F35を100機購入するなど軍事費を膨張させる一方で、最新鋭のC2輸送機をイエメンに大量空爆しているサウジアラビアに売却しようとしています。一発30億円もするのに迎撃率33%のミサイル(SM3ブロック2A)などもはや意味不明です。
望月さんは南北融和が進む北朝鮮でも核開発より経済発展を図る動きが進むなかで、ひたすら軍拡の道を進む日本の異常を告発。忖度や圧力がある一方、安倍政権に対峙しようという志のあるジャーナリストなどから激励が寄せられていると言い、「自分も記者会見で追及し続けられたのは読者からの応援・激励があったから。良い報道には評価・激励してほしい」と呼びかけました。
武器見本市での展示の様子
岡島一正衆院議員
村田マユ子さん
その後、川崎市での軍事見本市の反対運動に取り組んだ経験も報告されました。我々参加していた県議、千葉市の市議も会場に紹介され、日本共産党の丸山慎一県議が代表して挨拶しました。立憲民主党の岡島一正衆院議員も駆けつけて連帯あいさつ。最後にママの会の村田マユ子さんが閉会あいさつを行いました。
望月さんのほとばしるような情熱と圧倒的なエネルギーを感じました。多くの方々と力をあわせて武器見本市の中止をかちとりたいと思います。